壮絶なイジメにあった少女が両親を殺されたことから、復讐をはじめる。雪に芸術のように落ちる赤い血がトラウマになりそう。
東京から雪の降る田舎に転校してきた春花は日常的にイジメを受けていた。そのまま卒業をむかえるはずだった。しかしある日、春花の自宅が何者かに放火される。春花の中で何かが壊れて、次々と同級生たちを殺していく。
鉄くぎを目に刺したり、カッターやナイフで顔面を切り裂いたり、過激なシーンが多くてかなりヤバイ。
スプラッター映画と勘違いするほどグロテスク描写が続く。本当はイジメの主犯格やイジメに加担した連中のバックグラウンドや事情を説明する話も出てくるんだけど、それよりも殺されていく過程のほうが衝撃がありすぎて、シナリオ自体がうすっぺらくなってしまっているけど、作り手の意図としてはどんな狙いがあったのか気になる。
監督は「先生を流産させる会」「許された子どもたち」など、ホラーやバイオレンスが多い内藤 瑛亮。元々は押切 蓮介のマンガ作品。原作を読んだことがないから、ファンから見た映画の感想はどんなものだったのだろう。
ほとんど知っている役者はいなくて、見ていて疲れてくる映画だった。