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フロリダ・プロジェクトから学ぶ、アメリカの社会問題。

 

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(字幕版)

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(字幕版)

  • 発売日: 2018/10/03
  • メディア: Prime Video
 

 フロリダのモーテルで暮らす貧乏な親子の日常を切りとった話。子どもたちがメインに映っているが内容は格差社会を描いているけっこうヘビーなものだったりする。

母のヘイリーと娘のムーニーはフロリダのディスニーランドの傍にある安モーテルに住み、偽物のブランド品を売ったりしてその日暮らしをしている。その生活は暗いものではなく、まるでエンターテイメントのようなユーモアにあふれたもの。

悲壮感は全くなくムーニーは、モーテルに住む同じ境遇の子どもたちと冒険のような毎日を過ごしている。

 

モーテルの宿泊費は安いものの、生活するためのお金は底をつき、親子二人の生活は終わりを迎える。客観的に見たら母ヘイリーのする人をだましたりする行為は許されるものではない。だが、彼女の年齢も20歳そこそこで、社会はそういった弱者には優しくない。ヘイリーの友人もウエイトレスをしているが、モーテルでの生活を抜け出せていないのがわかる。

 

「コツコツ働けば必ず報われる」。残念ながらそういうことではないのだ。

富を持つの者は、さらに富を得て。 貧しい人はさらに貧しくなる。残酷だがそれが現実のようだ。

 

アメリカにもホームレスは多く存在する。

ホームレスの子供がまともな教育を受けられないは当たり前で、こういった子どもが将来的に高収入になることは極めて低い。

日本でも思うことなのだが、本当に生活困窮者に手が届かないのはなぜだろう。

震災でも多くのチャリティーイベントが開催されたが、ほとんどが的を外れていて、その場所にこれないのが本当に助けが必要なやつらなのにというメッセージを観たことがある。

 

格差が広がるのは、双方の認識が大きく異なることに大きな原因があるのではないか?

 

本作の監督ショーンベイカーの作品は全然観たことない。

ヘイリー役のブリア・ヴィネイトは今回が演技初挑戦らしい。これは驚いた。本作ではなかなか奇抜な格好でアウトローな母親っぽかったけど、他の映画ではどんな表情を見せるのか気になるところだ。

 

 

ハッピーな映画でありながら、社会問題を考えさせる映画だった。